紫外線遮蔽率とは?紫外線遮蔽率の高い製品を選ぶ際の3つの注意点もご紹介!

ポロシャツ

紫外線対策は、一年を通じて私たちの健康や美容に欠かせないものです。とくに、衣類や日用品を選ぶ際に目にする「紫外線遮蔽率」は、その効果を判断する重要な指標となります。

しかし、この数値が何を意味し、どのように役立つのかを正しく理解している人は少ないかもしれません。本記事では、紫外線遮蔽率の基本的な知識から、UPFとの違い、製品を選ぶ際のポイントまで、分かりやすく解説します。

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紫外線遮蔽率の基礎知識と仕組み

紫外線遮蔽率の基礎知識と仕組み

紫外線遮蔽率とは、衣類や日用品が紫外線をどの程度遮られるかを示す数値です。この数値はパーセンテージ(%)で表示され、数値が高いほど、紫外線から肌を守る効果の高さを意味します。

紫外線遮蔽率が高い製品は、生地の目が非常に密に織られていたり、紫外線を吸収・反射する特殊な紫外線吸収剤や紫外線散乱剤が繊維に練り込まれていたりすることで、その効果を実現しています。

紫外線遮蔽率とUPFの違い

紫外線遮蔽率と混同されやすい指標に「UPF(Ultraviolet Protection Factor)」があります。これは、オーストラリアやニュージーランドで生まれた規格で、衣類が紫外線による日焼けをどの程度防ぐかを示す指標です。

UPFは、肌が紫外線で赤くなるまでの時間を基準にしています。たとえば「UPF30」は、素肌の場合の30倍の時間をかけて同じ日焼けを起こします。

紫外線遮蔽率が単に紫外線の遮断割合を示すのに対し、UPFはより人体への影響を考慮した指標と言えるでしょう。

紫外線遮蔽率と遮光率の違い

紫外線遮蔽率が紫外線を遮る能力を示すのに対し、遮光率は可視光線を遮る割合を示します。日傘などでよく使われる遮光率は、日差しの眩しさをどの程度抑えるかを示すもので、紫外線対策とは直接関係ありません。

ただし、遮光率の高い製品は、生地が密で厚手である場合が多いため、結果的に紫外線遮蔽率も高くなる傾向があります。

紫外線A波(UV-A)と紫外線B波(UV-B)

紫外線には、肌の奥深くまで到達してシワやたるみの原因となる紫外線A波(UV-A)と、日焼けやシミの原因となる紫外線B波(UV-B)があります。紫外線遮蔽率は、これら両方の紫外線をどれだけ遮られるかを示す総合的な指標です。

ウェアを選ぶ上で重要な判断材料となります。

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紫外線遮蔽率の高い製品を選ぶ際の3つの注意点

紫外線遮蔽率の高い製品を選ぶ際の3つの注意点

紫外線遮蔽率が高い製品は、効果的な紫外線対策に役立ちます。しかし、選ぶ際にはいくつかの注意点があります。

製品の特性を理解し、自分の用途に合ったものを選びましょう。

1.紫外線遮蔽効果の持続性

紫外線遮蔽率は、加工方法によってその持続性が異なります。生地に紫外線吸収剤を練り込むタイプは効果が長持ちしやすい一方で、生地の表面に加工を施すタイプは、洗濯を繰り返すと効果が徐々に薄れる可能性があります。

購入する前に、製品のタグや説明書きでUVカット効果の持続性に関する情報を確認してください。

2.色や素材による効果の違い

一般的に、濃い色の服は紫外線を吸収するため、紫外線遮蔽率が高い傾向があります。しかし、最近は技術の進歩により、淡色でも高い紫外線遮蔽率を持つ製品が増えました。

また、素材によっても効果は異なります。ポリエステルやウール、絹などの繊維は、比較的UVカット効果が高いとされています。色だけでなく、数値や素材にも注目して選びましょう。

なお、綿とポリエステルの特徴については、こちらの記事でご紹介しています。

関連記事:綿とポリエステルの特徴とは?それぞれのメリット・デメリットやよくある質問をご紹介!

3.紫外線の100%カットは現実的ではない

どれだけ紫外線遮蔽率が高い製品でも、紫外線を100%カットするのは現実的に難しいとされています。たとえば、マスクや通気性の良いウェアでは、生地の隙間から紫外線が透過する可能性があります。

また、完全に紫外線を遮断しようとすると、通気性が悪くなり、着用時の快適性が損なわれる場合があるでしょう。紫外線遮蔽率はあくまで効果の目安として捉え、総合的な判断で選んでください。

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ワークウェアなら「小倉屋」|老舗ならではの品質へのこだわり

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「小倉屋」は、昭和26年に創業した老舗の総合ユニフォームメーカーです。提携の海外工場を拠点に完全自社生産を実現し、企画・デザインから販売に至るまで一貫したシステムで「モノづくりのこだわり」と「品質基準」を堅持しています。

また「小倉屋=ポロシャツ」の関係をより強固なものにするために、お客様にとって安心で快適なポロシャツを提供し続けて社会に貢献することを目指しています。

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紫外線遮蔽率でよくある3つの質問

紫外線遮蔽率でよくある3つの質問

紫外線遮蔽率でよくある質問を3つご紹介します。それぞれの内容について詳しく見ていきましょう。

質問1. ウェアの色が薄いと効果が低いですか?

一概にそうとは言えません。一般的に、黒や紺などの濃い色は紫外線を吸収するため、紫外線遮蔽率が高いとされています。

しかし、淡い色の製品でも特殊なUVカット加工が施されていれば、高い効果が期待できます。色よりも、紫外線遮蔽率やUPFの数値を確認することが重要です。

質問2. 遮蔽率の数値はメーカーごとに違いますか?

紫外線遮蔽率の測定方法は、JIS規格などの統一された基準に則って行われるため、基本的な数値の算出方法はどのメーカーでも同じです。しかし、製品の素材や加工方法が異なれば、最終的な数値は変わってきます。

製品を選ぶ際には、信頼できるメーカーが公的な測定基準に基づいて表示しているかを確認すると良いでしょう。

質問3. 日焼け止めと併用すべきですか?

紫外線遮蔽率の高いウェアを着用しても、顔や首元、手足など、露出している部分の対策は別途行う必要があります。日焼け止めとウェアを組み合わせることで、より広範囲で効果的な紫外線対策が可能です。

また、ウェアの効果が落ちた場合でも、日焼け止めが肌を守る二重のバリアとなります。

なお、ポロシャツの下に着る長袖を選ぶポイントについては、こちらの記事でご紹介しています。

関連記事:ポロシャツの下に着る長袖を選ぶポイントとは?着るべき理由やよくある質問をご紹介!

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まとめ

まとめ

紫外線遮蔽率は、衣類や日用品を選ぶ際の重要な指標であり、数値が高いほど効果的な紫外線対策が期待できます。UPFや遮光率との違いを理解し、紫外線遮蔽効果の持続性や色による違いなど、製品の特性の把握が賢い選択につながります。

信頼できるメーカーの製品を選び、日焼け止めと併用するなど、総合的な紫外線対策を心がければ、屋外活動をより安全で快適に楽しめるでしょう。

なお「小倉屋」では、老舗の総合ユニフォームメーカーとしてこだわり抜いたユニフォーム用のポロシャツをプレゼントしています。気になる方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。⇒小倉屋へのお問い合わせはこちら

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