「接触冷感ポロシャツは本当に涼しいのか、仕事中の熱中症対策としてどうなのか」とお悩みではありませんか。夏の暑い現場や室内作業では、汗のベタつきや暑さによる疲労が大きくなります。
熱中症対策には、ひんやりとした涼感と「持続する快適さ(吸汗速乾性)」を両立したDRYメッシュの接触冷感ポロシャツが最適解です。なぜなら、「瞬間の冷たさ(Q-max値)」だけでは、汗をかいた後の不快感を解決できないからです。
この記事では、快適な作業環境を実現するために失敗しない3つのステップをご紹介します。
- ステップ①機能の「仕組み」を理解して選ぶ
- ステップ②メリットとデメリットを把握して活用する
- ステップ③着用シーンに合わせた「快適さ」を追求する
この記事では、接触冷感ポロシャツが仕事現場で活躍する具体的な3つの事例をご紹介します。また、快適な作業環境を実現するためのステップやよくある質問もご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。



熱中症対策の切り札!接触冷感ポロシャツが仕事現場で活躍する3つの事例
接触冷感ポロシャツは、夏のあらゆる仕事現場で熱中症対策の強力な味方となります。具体的にどのような現場で、どのように役立つのかを知れば、導入のメリットがより明確になります。ここでは、運送業、サービス業、さらにはオフィスでの活用事例を3つご紹介します。
事例①【運送業・建設業】炎天下の作業でも汗の不快感を軽減
運送業や建設業など、屋外での作業が中心となる現場では、直射日光と高温による熱中症リスクが非常に高いです。しかし、接触冷感ポロシャツがあれば、体の冷却機能をサポートできるため、熱中症のリスク軽減が可能です。
なぜなら、吸汗速乾機能があれば、汗の蒸発を素早く、かつ持続的に促せるため、体を冷却するのに効果的だからです。とくに、ポリエステル100%のDRYメッシュ素材は、汗をかいてもすぐに乾くため、濡れた生地が汗の蒸発を妨げる心配がありません。
常に汗が効率よく蒸発し続ける環境を作ることで、体が本来持つ冷却機能を助け、体温の過度な上昇を抑制します。これが不快感の軽減と、熱中症対策としての最大の役割です。
◆接触冷感のあるDRYメッシュ素材のポロシャツの例

このように、汗がしっかり乾き、体が熱を持ちすぎない状態を保てれば、熱中症によるめまいや意識障害といった重大な事故を防ぐ効果が期待できます。
事例②【サービス業・室内作業】エアコン設定温度が高めでも快適
倉庫内でのピッキング作業や、店舗での品出し、フロアを動き回る接客業など、室内作業は意外と体を動かし続けるものです。また、大きな施設ではエアコンが効きづらかったり、節電のために設定温度が少し高めになっていたりするケースも少なくありません。
このような環境でかく「じっとりとした汗」による蒸れや、服が肌に張り付く不快感は、接触冷感ポロシャツが持つ優れた通気性が解消します。なぜなら、汗を吸ったまま乾かない綿素材と違い、DRYメッシュ素材は汗をかいたそばから素早く生地の外へ発散(蒸発)させるからです。
これにより、衣服内の湿度が上がりにくくなり、汗によるベタつきや不快なニオイの発生も抑えられます。
事例③【エアコン代節約】家庭やオフィスでの体調管理にも貢献
接触冷感ポロシャツを着用すれば、体感温度の低下によってエアコンの設定温度を過度に下げる必要がなくなり、電気代の節約に直結します。なぜなら、接触冷感ポロシャツでは、肌が触れる部分から熱を奪う性質があるため、暑さによる作業ストレスを感じにくくなるからです。
さらに、この「冷やしすぎない」環境づくりこそが、夏の体調管理において非常に重要です。暑い屋外と冷えすぎた室内の急激な温度差は、自律神経の乱れを招き「冷房病(クーラー病)」の原因となります。設定温度を上げることでこの温度差を小さくし、体への負担そのものを軽減できます。

接触冷感ポロシャツで快適な作業環境を実現するための3つのステップ
接触冷感ポロシャツの性能を最大限に引き出し、本当に快適な環境を手に入れるためには、選び方と使い方にコツがあります。「涼しいと聞いたから」という理由だけで選ぶと、「思ったより涼しくない」「ベタついて不快」といった失敗につながりかねません。
大切なのは、機能の仕組みを理解し、自分の職場環境に合わせて正しく活用することです。ここでは、失敗しないための3つのステップを解説します。
ステップ①機能の「仕組み」を理解して選ぶ
快適な接触冷感ポロシャツを選ぶ最初のステップは、涼しさを生み出す機能の「仕組み」を正しく知ることです。なぜなら、涼しさには「触れた瞬間の冷たさ」と「汗をかいた後の快適さ」の2種類があり、両方のバランスが取れてこそ、夏の作業着として真価を発揮するからです。
まず「瞬間の冷たさ」は「Q-max値(W/cm2)」(熱移動量)という値で示されます。これは肌の熱が生地に素早く移動することで感じるひんやり感のことで、数値が高いほど明確な冷たさを実感できます。
◆Q-max値の目安
| Q-max値 | 感じる冷たさの目安 |
| 0.2W/cm2以上 | 接触冷感素材と表示できる基準値だが、ひんやり感は弱め |
| 0.3W/cm2以上 | 「まあまあひんやり」と感じるレベル |
| 0.4W/cm2以上 | 「おぉっ!」と感じるような明確な冷たさを実感できる |
しかし、熱中症対策としてそれ以上に重要なのが、汗をかいた後も快適さが続く「吸汗速乾性」と「通気性」です。いくらQ-max値が高くても、汗を吸ってベタつく生地では意味がありません。
事例①でご紹介したDRYメッシュ素材のように、汗を素早く蒸発させ(吸汗速乾)、熱や湿気を外に逃がす(通気)機能が組み合わさることで、初めて汗による不快感や体温の上昇を防げます。
接触冷感のポロシャツを選ぶ際は、Q-max値のような「触れた瞬間の冷たさ」だけではなく、「吸汗速乾性」と「通気性」の有無にも注意しましょう。
ステップ②メリットとデメリットを把握して活用する
ステップ①で機能の仕組みを理解したら、次はそれを「活用」するステップです。接触冷感ポロシャツのメリットを活かし、作業環境そのものを積極的に改善しましょう。
たとえば、「暑さ軽減」効果を信じて、エアコンの設定温度を1℃上げてみてください。これが電気代の節約と、冷房病の予防という具体的な行動につながります。
次に、デメリットを知り、それを「管理する」行動もステップの重要な一部です。接触冷感素材は熱に弱く、乾燥機で機能が失われるため、「乾燥機を使用しない」という洗濯管理が必須です。
また、冷感が薄れる特性も、賢く「リセット」する行動で対処しましょう。接触冷感は熱移動の仕組み上、体温で生地が温まれば最初の冷たさは薄れます。その際は、あえて風通しの良い場所で風に当たったり、一度汗を拭いたりして、生地の熱や湿気を強制的に解放させるのが快適さを維持するコツです。
ステップ③着用シーンに合わせた「快適さ」を追求する
最後のステップは、自分の着用シーンに最適な「快適さ」の追求です。屋外作業や運送業など、体を大きく動かす現場では、ゴワゴワしない「滑らかな肌触り」や「伸縮性(ストレッチ性)」を重視すべきです。汗を吸って重くなったり、動きを妨げたりする衣服は、それだけで疲労やストレスの原因になります。
また、サービス業やオフィスワークでは、機能性と同じくらい「見た目の良さ」が重要になります。ポロシャツは襟付きである分、Tシャツにはない「きちんと感」を担保できます。
機能的でありながら、顧客や取引先に失礼のない身だしなみを維持できる点は、作業着として大きな強みです。

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接触冷感ポロシャツでよくある3つの質問
接触冷感ポロシャツを選ぶ際に、多くの方が疑問に思う点や、プロとして知っておいてほしい知識をQ&A形式でまとめました。それぞれについて詳しくみていきましょう。
質問①接触冷感ポロシャツの下にインナー(肌着)を着るべきですか?
汗対策を万全にするなら、機能性インナー(吸汗速乾タイプ)の着用をおすすめします。接触冷感ポロシャツを素肌に直接着るとQ-max値による冷たさを感じやすいですが、汗をかくとポロシャツが肌に張り付くためです。
インナーが汗を吸い、ポロシャツがその汗を発散させる「重ね着(レイヤリング)」が、結果として最も快適さを維持できます。ただし、綿(コットン)の肌着は絶対に避けてください。綿は汗を吸っても乾きにくいため、濡れたタオルを体に巻いているのと同じ状態になり、ポロシャツの速乾性能を低下させてしまいます。
質問②綿(コットン)素材の接触冷感ポロシャツとはどのように違いますか?
綿素材の接触冷感は「肌触り」を重視したもので、ポリエステル系は「速乾性(機能性)」を重視している点が最大の違いです。綿は肌触りが優しく、汗を「吸う」力は強いですが、「乾かす」力が弱いです。
そのため、汗を大量にかく作業では、生地が濡れて重くなり、体温を奪う(汗冷えする)リスクがあります。熱中症対策や作業着として選ぶなら、DRYメッシュ(ポリエステル100%)を強く推奨します。
質問③接触冷感ポロシャツは、ぴったりしたサイズとゆったりしたサイズのどちらが良いですか?
熱中症対策としての「涼しさ」を最優先するなら、体に密着しすぎない「ややゆとりのあるサイズ」を選ぶのがおすすめです。ぴったりしたサイズはQ-max値(瞬間の冷たさ)を感じやすいですが、汗の蒸発(気化熱による冷却)には、肌と衣服の間に空気が通る「すきま」が必要だからです。
通気性を確保することで、吸汗速乾機能が最大限に発揮されます。あまりに大きすぎるとだらしなく見えますが、適度なゆとりを持たせることで、メッシュ素材の通気性が活かされ、持続的な涼しさにつながります。

接触冷感ポロシャツで、夏の仕事を快適に乗り切ろう!
接触冷感ポロシャツは、夏の暑さ対策や熱中症予防に非常に有効なアイテムです。ポロシャツ選びは、その日の快適性を左右するだけでなく、夏の労働環境全体を改善する「投資」であると私たちは考えています。
ただ涼しいだけでなく、安全に、そして効率よく働くための「道具」として、最適な一枚を選びましょう。なお、接触冷感のポロシャツ選びで失敗しないためには、この記事で紹介した3つのステップをぜひ参考にしてください。
- ステップ①機能の「仕組み」を理解して選ぶ
- ステップ②メリットとデメリットを把握し「活用」する
- ステップ③着用シーンに合わせた「快適さ」を追求する
「瞬間の冷たさ(Q-max値)」と「持続する快適さ(吸汗速乾・通気性)」の両方を理解し、自分の働く環境に最適な一枚を選び、暑い季節を少しでも快適に乗り切りましょう。
「小倉屋」では、老舗の総合ユニフォームメーカーとしてこだわり抜いた、高機能なユニフォーム用ポロシャツを多数取り揃えております。気になる方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。⇒小倉屋へのお問い合わせはこちらから




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