作業着のメーカーを検討している方で、どのようなメーカーを選べばよいのか分からない方もおられるのではないでしょうか。仕事の効率や快適さを左右する作業着は、メーカーによって機能性やデザイン、耐久性などの特長に差があります。
本記事では、おすすめの作業着メーカーや作業着の選び方をご紹介します。また、よくある質問も解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
おしゃれな作業着の選び方とは?
作業服は、多様な作業現場に対応するため、機能性やデザイン性が進化し続けています。たとえば、雨風の多い環境では撥水や防水機能が求められ、火花や静電気のリスクが高い作業現場では防炎や帯電防止機能が欠かせません。
また、清掃業や夏場の屋外作業では、防汚加工やファン付き作業着の人気が高まっています。しかし、作業服を選ぶ際には機能性だけでなく、身体に合ったサイズや作業効率を高めるデザイン性も考慮する必要があります。
おすすめの作業着メーカー15選
次は、おすすめの作業着メーカーについて解説します。それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
1.株式会社 小倉屋
参考:株式会社 小倉屋
「株式会社小倉屋」は、創業以来、一貫生産体制を通じて高品質なユニフォームづくりに取り組んでいる総合ユニフォームメーカーです。提携する海外工場を拠点として、企画から販売までを自社で管理しているため、迅速かつ安定した製品供給を実現しています。
製品開発において、現場で働く人々の声や要望を取り入れ、快適性と機能性を追求しています。また、豊富な在庫管理と自社配送の物流システムを活用して、大量注文にも柔軟に対応可能です。
さらに、取引先や代理店との密なコミュニケーションを通じて、進化を続ける品質を維持しています。これらの取り組みが、「働きやすさ」と「効率のよい作業環境」の実現につながっています。
2.株式会社バートル
参考:株式会社バートル
「株式会社バートル」は、広島県府中市を拠点に、作業服業界の最前線をリードするメーカーです。カジュアルなデザインと高い機能性を兼ね備えた製品は、仕事着としてだけでなく日常使いにも適しており、幅広い層から支持を集めています。
とくに、エアークラフト(ファン付き作業服)やサーモクラフトといった製品は、業界内外で注目を浴びる存在です。
3.株式会社コーコス信岡
参考:株式会社コーコス信岡
「株式会社コーコス信岡」は、かっこよさと実用性を両立した作業服の製造で広く知られており、創業1901年の老舗メーカーです。2024年3月期の売上高は142億円を記録しており、業界内で確固たる地位を築いています。
「普段着としても履けるパンツ」や「ポケットを11ヵ所備えたブルゾン」など、日常使いも可能な高機能アイテムを次々に展開している点が特徴です。さらに、上下異なる色のコーディネート例をカタログで提案して、作業服の新しいスタイルを市場に提供しています。
4.株式会社 TS DESIGN
「株式会社 TS DESIGN」は、スポーティーかつ機能的な作業服を展開する注目のブランドです。シンプルながら洗練されたデザインで、スポーツブランドのようなスタイルを取り入れている点が特徴です。
「無重力ゾーン」や「カラーラボ」などのシリーズは、デザイン性と機能性を兼ね備え、着用者のシルエットを引き立てると高い評価を受けています。また、革新的なアイデアを次々と市場に投入し、ワークウェアの枠を超えたトータルコーディネートを実現しています。
5.アイトス株式会社
参考:アイトス株式会社
「アイトス株式会社」は、1917年の創業以来、さまざまな職種に対応したユニフォームを提供する総合メーカーです。作業服だけでなく、安全靴や医療白衣、飲食業の制服など、幅広い分野に対応する製品展開が特徴です。
若者向けブランド「AZITO」は、作業後もそのまま街に出られるスタイリッシュなデザインが人気で、カジュアルさと機能性を兼ね備えています。また、デニムブランドとのコラボや、環境に配慮したリサイクル素材を活用した製品の開発など、時代に即した新しい試みにも積極的です。
6.クロダルマ株式会社
参考:クロダルマ株式会社
「クロダルマ株式会社」は、1942年に創業して、軍服製造からはじまり、現在では作業服の多彩なラインナップを提供する老舗メーカーです。「D-GROW」ブランドをはじめとする機能的かつスタイリッシュな作業着で知られています。
SSサイズから8Lサイズまで幅広いサイズ展開があり、性別や体型を問わず誰でも快適に着用できる製品を提供しています。また、独自開発の「エアセンサー」シリーズは、優れたコストパフォーマンスで業界内外からの評価が高いです。
7.株式会社自重堂
参考:株式会社自重堂
「株式会社自重堂」は、1924年創業の老舗作業服メーカーで、信頼と実績のあるメーカーです。東証スタンダード上場企業として、縫製技術や生地の品質、安定した供給力に定評があります。
定番のシンプルなデザインは、長期にわたり愛用できる「継続性」が魅力で、企業の制服として安心して使い続けられます。
また、プロフェッショナル向けや、カジュアルでおしゃれな作業服など、多彩な商品ラインナップが特徴です。さらに、作業服だけでなく安全靴や医療用白衣なども手掛けるなど、多方面で活躍するメーカーです。
8.株式会社桑和
参考:株式会社桑和
「株式会社桑和」は、1968年の創業以来、法人や個人問わず幅広い支持を集めており、岡山県倉敷市を拠点とするユニフォームメーカーです。ベーシックなデザインからオシャレなものまで揃う豊富な商品ラインナップに加え、男女問わず使いやすい幅広いサイズ展開が魅力です。
また、上着は6Lサイズ、ズボンはウエスト130cmまでの既製品が用意されており、大きいサイズにも対応可能です。さらに女性向けサイズも充実しているため、男女混在の職場での企業ユニフォームとしても採用されています。
9.リミット株式会社
参考:リミット株式会社
「リミット株式会社」は、1970年の設立以来、働く女性のための作業服を専門に製造してきた老舗メーカーです。作業現場や工場での使用はもちろん、一般事務や工場事務にも適したブルゾンなど幅広く取り揃えている点が特徴です。
さらに、清掃業や製造現場で人気のスモック型作業服は、機能性とデザイン性を両立した製品として高く評価されています。さらに、妊娠中でも快適に働けるマタニティウェアや、明るいパステルカラーを取り入れた作業服が豊富で、長年にわたり女性の多様なニーズに応え続けています。
10.株式会社 寅壱
参考:株式会社 寅壱
「株式会社 寅壱」は、1959年の創業以来、個性あふれる作業着で多くの職人から支持を集める老舗メーカーです。「寅壱」の漢字ロゴと「TORA」のアルファベットロゴが象徴するブランド力は、特にとび職人や工場作業員の間で絶大な人気を誇ります。
定番の「ニッカポッカ」は、独特のデザインと機能性で、夏場でも快適な作業ができると高い評価です。近年では、伝統的な作業着だけでなく、デニム素材を取り入れたおしゃれな作業服も開発し、幅広い年代のユーザー層に支持を拡大しています。
11.株式会社アイズフロンティア
「株式会社アイズフロンティア」は、2013年に国産デニムの聖地である岡山県倉敷市で誕生した革新的なワークウェアブランドです。「魅せる作業着」という新しいコンセプトのもと、スタイリッシュで機能的な作業服を次々と発表しており、業界に新しい風を巻き起こしています。
ストレッチデニムを採用した作業服は、動きやすさとファッション性を兼ね備え、多くの支持を得ています。さらに、作業靴や帽子、ベルトなど小物アイテムの展開や、幅広いサイズ展開、豊富なカラーバリエーションも魅力です。
12.株式会社アリオカ
参考:株式会社アリオカ
「株式会社アリオカ」は、1947年に岡山県倉敷市で創業した防炎作業服の専門メーカーです。溶接や造船といった火気を伴う過酷な現場で活躍する「Max Dyna(マックスダイナ)」シリーズは、耐熱性と防炎性に優れた設計でワーカーの安全を守ります。
また、安全性だけでなく、快適性や耐久性にもこだわった製品開発を行っており、火花や高温が日常的に発生する環境において信頼されているブランドです。
13.エスケー・プロダクト株式会社
「エスケー・プロダクト株式会社」は、1956年に創業以来、ツナギの作業着に定評があるメーカーです。上下が一体型のツナギは、作業中のほこりや異物の侵入を防ぎ、安全面でのリスクを軽減します。
さらに、装飾を最小限に抑えて、巻き込み事故や転倒のリスクを防ぐ設計が特徴です。また、特許を取得した「GRACE BACK」は、腰部分のファスナー操作で上着を脱がずに用を足せる画期的な機能を備え、作業の効率を向上させます。
14.山田辰株式会社
参考:山田辰株式会社
「山田辰株式会社」は、1911年創業の老舗作業服メーカーで、100年以上にわたり高品質な作業着を提供しています。代表的なブランド「AUTO-BI(オートバイ)」は、機能性と耐久性を兼ね備えたつなぎの作業着で、自動車整備工場をはじめとする多くの現場で評価が高いです。
また、作業服だけでなくレーシングスーツも手がけており、幅広い分野でプロフェッショナルを支える製品を展開しています。伝統を守りつつ、現場のニーズに応える製品づくりで、長年信頼される存在として確固たる地位を築いています。
15.株式会社イーブンリバー
参考:株式会社イーブンリバー
「株式会社イーブンリバー」は、1975年の創設以来、アメリカンテイストを取り入れたカジュアルでスタイリッシュなワークウェアを展開するブランドです。天然素材へのこだわりと、プロフェッショナルの現場でも活躍する品質を兼ね備えています。
機械だけでは再現できない、人の手による緻密な設計が特徴で、革新的なデザインが多くのワーカーに支持されています。軍服にも使われる丈夫な生地と、デニム素材やタイトシルエットを活用したファッション性の高いアイテムで、普段着としても使えるデザインが魅力です。
作業着 メーカーでよくある3つの質問
次は、作業着 メーカーでよくある質問について紹介します。
- 質問1.作業着を着る理由やメリットは?
- 質問2.作業服を購入する際のポイントは?
- 質問3.作業服の汚れの落とし方とは?
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
質問1.作業着を着る理由やメリットは?
作業着を着る理由やメリットは、以下のとおりです。
- 安全性
厚手の生地や引っかかりにくい設計が、作業中の事故リスクを軽減する。また、JIS規格を満たした商品であれば、さらに信頼性が高い
- 快適性
ストレッチ性の高い生地や通気性に優れたデザインが採用されており、長時間の作業でも疲れにくい工夫がされている
- 統一感
作業着をユニフォームとして採用すると、統一感やチームの一体感が生まれる。また、企業ロゴを入れた作業着は、宣伝効果やブランドイメージの向上にもつながる
なお、ポロシャツを作業服に選ぶ魅力については、こちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事:ポロシャツを作業服に選ぶ魅力は3つ|選び方のポイントや注意点、長持ちのコツまでご紹介!
質問2.作業服を購入する際のポイントは?
作業着を選ぶ際には、自分の体型や作業環境に合ったものを選びましょう。サイズについては、「ヌード寸法」と「仕上がり寸法」の違いを理解しなければなりません。
ヌード寸法は、体そのもののサイズを示しており、仕上がり寸法は製品の実際のサイズです。動きやすさを確保するためには、ヌード寸法よりも少し余裕のある仕上がり寸法の作業着を選ぶのがおすすめです。
また、作業内容に適した機能や素材を備えたものを選ぶ必要があります。たとえば、清掃作業では防臭機能付き、電気工事では制電加工された作業着など、業務に応じた特徴を持つものが最適です。
質問3.作業服の汚れの落とし方とは?
作業着に付いた泥汚れや油汚れは、適切な方法で早めにケアしましょう。泥汚れは固形石鹸を使い、汚れ部分をブラシや手で揉み洗いするのが基本です。その後、乾燥させて浮いた泥を落として、40度程度のお湯に洗剤を溶かして浸け置きすると、汚れが落ちやすくなります。
さらに、鉄分を含む泥汚れには漂白剤の使用が効果的です。また、油汚れはアルカリ性の石鹸や洗剤を使用して、お湯に浸けてから洗濯機で洗うと、汚れが落ちやすくなります。頑固な油汚れの場合、クリーニングに出すと、新品同様の仕上がりになる場合もあります。
なお、作業着に付着した油汚れが落としにくい理由については、こちらの記事で解説しています。
関連記事:作業着に付着した油汚れが落としにくい理由とは?油汚れを落とすポイントを詳しくご紹介!
まとめ
本記事では、おすすめの作業着メーカーや作業着の選び方をご紹介しました。
作業服は、多様な作業現場に対応するため、機能性やデザイン性が進化し続けています。しかし、作業服を選ぶ際には機能性だけでなく、身体に合ったサイズや作業効率を高めるデザイン性も考慮しなければなりません。用途に応じた適切な選択が、安全性と効率を両立するポイントになります。
また、耐久性や機能性に優れた作業着を専門で製造しているメーカーや、幅広い分野に対応しているメーカーもあります。それぞれのメーカーでこだわりのある作業着を製造しているため、自分の好みや作業環境に合った作業着を探してみてください。
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