ポロシャツの定義とは?主な素材や着用シーン、おすすめの機能まで詳しくご紹介します!

ポロシャツ

カジュアルやビジネスシーンなどで活躍する「ポロシャツの定義」についてご存じでしょうか。オフィスウェアとしての人気も高いポロシャツですが、ポロシャツには明確な定義があります。

本記事では、ポロシャツの定義や主な素材、着用シーン、おすすめの機能をご紹介します。また、よくある質問も解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

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ポロシャツの定義とは?

ポロシャツの定義とは?

ポロシャツは、襟付きのニット素材で作られた半袖シャツで、一般的に胸元に2〜3個のボタンが付いているのが特徴です。このシャツは、通気性に優れたものが多く、軽やかな着心地が魅力です。

また、カジュアルからビジネスまで幅広いスタイルに対応でき、ジーンズやチノパンと合わせると爽やかな印象を与えられます。また、クールビズの影響で、オフィスウェアとしての人気も高まり、年齢や性別を問わず、日常の定番アイテムとして多くの人に愛用されています。

ポロシャツの歴史

ポロシャツの発祥は1920年代にさかのぼり、当時はスポーツウェアとしての新しいスタイルを求めるテニス選手たちに向けて開発されたのがはじまりです。従来のテニスウェアは、動きにくいフォーマルな長袖シャツが主流で、快適さに欠けていました。

一方で、イギリスのポロ競技で着用されていた丸首のシャツは吸水性と伸縮性があり、動きやすさが好まれていたため、これをもとに襟を加えた現在のポロシャツが誕生しました。

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ポロシャツの主な素材は3つ

ポロシャツの主な素材は3つ

次は、ポロシャツの主な素材について解説します。

  • 綿(コットン)
  • ポリエステル
  • 混紡繊維

それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

1.綿(コットン)

綿素材は、天然繊維特有のやわらかく快適な肌触りが魅力です。また、吸水性と通気性に優れているため、汗をかきやすい季節や運動する際にも心地よい着用感が得られます。

このため、夏の定番アイテムであるポロシャツにもよく用いられています。さらに、繰り返しの洗濯にも耐えられる丈夫さが特徴です。

2.ポリエステル

ポリエステルは、合成繊維の中でも特に耐久性と速乾性に優れた素材です。この素材は形状保持力が高く、洗濯してもシワがつきにくいため、常にきちんとした印象を保ちやすい点が特徴です。

また、汗をかいてもすぐに乾き、さらっとした快適な着心地が続くため、スポーツや日常のアクティブな場面に最適です。さらに、ポリエステルはUVカットやストレッチ性、接触冷感といった機能も付加でき、幅広いシーンで活用されています。

3.混紡繊維

混紡繊維は、異なる素材の特性を組み合わせて作られた生地で、綿とポリエステルの組み合わせが一般的です。綿の優れた肌触りや通気性と、ポリエステルの耐久性や速乾性といった機能性がひとつの生地に融合され、幅広いシーンで快適に着用できます。

また、ポロシャツには、ポリエステル65%・綿35%の配合が多く採用されており、バランスの取れた着心地と機能性を実現しています。

なお、混紡については、こちらの記事で詳しく解説しています。

関連記事:混紡とは?メリット・デメリットや混紡生地に使われる繊維の特徴をご紹介します!

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ポロシャツの生地の種類

ポロシャツの生地の種類

次は、ポロシャツの生地の種類について解説します。

  • 鹿の子
  • 天竺

それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

鹿の子

鹿の子は、独特な凹凸が特徴の編み地で、ポロシャツの定番素材として知られています。この凹凸で、生地が肌に直接触れる面積が少なく、通気性が抜群です。このため、汗をかきやすい夏でも肌に張りつきにくく、快適な着心地が持続します。

また、縦方向の伸縮性はありますが、横方向には伸びにくいため、型崩れが少なく長持ちします。ビジネスシーンでも清潔感を保ちやすい鹿の子素材は、手入れも簡単で、実用性が高い素材です。

天竺

天竺は、平編みで編まれたやわらかなニット素材で、通気性と伸縮性に優れているのが特徴です。この生地は、ポロシャツやTシャツ、肌着などで多く使用され、カジュアルからビジネスまで幅広い場面に適しています。

やわらかなフィット感が心地よく、肌触りもよいため、暑い季節でも快適に着用できるのが魅力です。また、形状がシンプルで扱いやすいため、日常的に使える万能な素材として人気があります。

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ポロシャツの着用シーン

ポロシャツの着用シーン

次は、ポロシャツの着用シーンについて解説します。

  • オフィスウェア
  • スタッフウェア
  • カジュアルウェア
  • スポーツウェア

それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

オフィスウェア

ビジネスシーンでポロシャツを取り入れる際は、落ち着いたカラーとシンプルなデザインが最適です。ホワイトやブラック、グレーなどの無地でシックな色合いのポロシャツは、きちんとした印象を与えやすく、オフィスの雰囲気に自然に溶け込みます。

また、サイズは体に適度にフィットするものを選び、ボトムスには細身のスラックスやチノパンを合わせると、清潔感と動きやすさを両立できます。無駄な装飾のないアイテムで、フォーマルな装いを心がけましょう。

スタッフウェア

飲食店やケアハウスのユニフォームとしてのポロシャツは、機能性と快適さが求められます。ポリエステルや鹿の子素材は通気性と速乾性に優れており、水色やライムなどの明るい色が清潔感と親しみやすさを演出します。

また、サイズは少しゆとりのあるものが適していますが、ゆとりがありすぎると逆にだらしない印象になるため注意が必要です。さらに、ポロシャツに合わせるボトムスは、ベージュのコットンパンツや落ち着いた色合いのエプロンで、スッキリとした印象を与えられます。

なお、ポロシャツを作業着で着るメリットについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

関連記事:ポロシャツを作業着で着る3つのメリット|選び方のポイントや素材ごとの特徴を徹底解説!

カジュアルウェア

ポロシャツは、日常のカジュアルなシーンでも活躍するアイテムです。買い物や散歩などの際には、ビジネス風のダークカラーよりも明るい色合いや柄入りのポロシャツを選ぶと、リラックスした印象を与えられます。

また、シルエットも少しゆとりのあるデザインを選ぶと、よりカジュアルさが際立ちます。さらに、仕事用のポロシャツを使い回す場合は、デニムやスニーカーなどのカジュアルなアイテムと合わせて、全体の雰囲気をやわらかくするのがポイントです。

スポーツウェア

スポーツ用に選ぶポロシャツは、動きやすさと吸汗速乾性がポイントです。ポリエステル製のドライ素材が最適で、快適な着心地が持続し、汗を素早く乾かしてくれます。このため、ハーフパンツやシューズとカラーを揃えると、全体のコーディネートがまとまりやすいです。

また、生地は鹿の子よりも、スムース生地やメッシュのような平織りがおすすめです。さらに、フィット感のあるサイズを選ぶと、スポーツ中の快適さが高まります。

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ポロシャツのおすすめの機能は3つ

ポロシャツのおすすめの機能は3つ

次は、ポロシャツのおすすめの機能について解説します。

  • 接触冷感
  • ストレッチ
  • 吸汗速乾

それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

1.接触冷感

接触冷感とは、肌に触れた瞬間にひんやりとした感覚を与える生地の特性です。これは熱伝導率の高い素材によって実現されており、体温が生地に素早く伝わるため、冷たさを感じる仕組みです。

このため、夏の暑い日でも爽やかな着心地が続きます。さらっとした質感が多く、蒸れにくいため、快適に過ごせるアイテムとして人気があります。

2.ストレッチ

ストレッチ素材のポロシャツは、動きやすさを求める方にぴったりのアイテムです。伸縮性があるため、体に適度にフィットしながらも、腕や肩を自由に動かせる快適さが魅力です。

このため、仕事や日常でアクティブな場面が多い方に重宝されています。ストレッチ機能を備えた服は、タイトなシルエットでも窮屈さを感じにくく、すっきりとしたスタイリッシュな印象を保てます。

3.吸汗速乾

吸汗速乾機能があるポロシャツは、汗をかいてもベタつきにくく、快適な着心地を保ちやすいのが魅力です。この機能は汗を素早く吸収して拡散するため、肌がさらっとした状態をキープでき、蒸れやすい夏や運動時でも快適に過ごせます。

汗で生地が肌に張りつく不快感も軽減され、活動的なシーンでの動きやすさが向上します。暑い季節に活躍するアイテムで、清潔感を保ちながら快適に過ごしたい方におすすめです。

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ポロシャツの定義でよくある3つの質問

ポロシャツの定義でよくある3つの質問

最後に、ポロシャツの定義でよくある質問について紹介します。

  • 質問1.ポロシャツのボタンは外すべき?
  • 質問2.ポロシャツはビジネスで着用しても大丈夫?
  • 質問3.ポロシャツとワイシャツとの違いは?

それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

質問1.ポロシャツのボタンは外すべき?

ポロシャツのボタンの留め方は、着るシーンに応じて変えてください。ビジネスシーンでは、すべてのボタンを留めると、きちんとした印象を保ちやすくなります。外出先や移動中に取引先の人と会う可能性もあるため、勤務中はボタンを閉めておくのが無難です。

一方、プライベートで着用する場合は、ボタンを1つ外すとリラックスした雰囲気が出ます。首元に余裕ができて縦のラインが強調されるため、首元がすっきり見える効果も期待できます。

質問2.ポロシャツはビジネスで着用しても大丈夫?

ポロシャツは、襟付きデザインにより、ビジネスシーンでも違和感なく使えるアイテムとして人気です。クールビズやスーパークールビズの影響で、通気性のよいポロシャツが快適な仕事着として選ばれるようになりました。

ビジネスでの着用には、無地や落ち着いたカラーのもの、シンプルで洗練されたデザインが適しています。また、職場のドレスコードにより、よりフォーマルさが求められる場合には、ポロシャツの代わりにワイシャツを選ぶのもおすすめです。

質問3.ポロシャツとワイシャツとの違いは?

ポロシャツは、襟付きで2~3個のボタンを備えた半袖のプルオーバーシャツです。一般的に綿やポリエステル、リネン、混紡素材などのニット生地が使用され、ストレッチ性が高く、動きやすいのが特徴です。

ポロシャツは頭から被って着用するのに対して、ワイシャツは前開きでボタンを留めて着るデザインです。また、カジュアルなシーンでも着用されるポロシャツは、元々スポーツウェアとしての歴史があり、きちんとした印象を与えつつもリラックス感がある点が魅力です。

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まとめ

まとめ

本記事では、ポロシャツの定義や主な素材、着用シーン、おすすめの機能をご紹介しました。

ポロシャツは、襟付きのニット素材で作られた半袖シャツで、一般的に胸元に2〜3個のボタンが付いているのが特徴です。主な素材は、やわらかなコットン、軽量で速乾性のあるポリエステル、それらを組み合わせた混紡繊維があります。また、生地の種類には、通気性がよい鹿の子や、通気性や伸縮性が特徴の天竺があり、それぞれの特徴が異なります。

また、ポロシャツは、オフィスやスタッフウェア、カジュアル、スポーツなどさまざまなシーンで着用可能です。さらに、接触冷感やストレッチ性、吸汗速乾といった機能を着用シーンによって合わせれば、より快適な着心地が実現します。

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