【プロ直伝】快適なポロシャツの肌触り実現のステップと事例

ポロシャツ

「着心地の良いポロシャツの肌触り」にこだわりたい、自分に合う一枚を見つけたいと思っている方も多いのではないでしょうか。ポロシャツはラフでありながらも、きちんと感を出せる便利なアイテムですが、素材や作りによって着心地が大きく変わります。

快適なポロシャツの肌触りは、「素材」「編み方」「加工」「糸」の4つの要素で決まります。これらの違いを理解すれば、あなたの好みや利用シーンに最適なポロシャツを選べるようになります。

これらの快適な肌触りを実現するために知っておきたいポイントを以下の4つのステップでご紹介します。

  • ステップ①ポロシャツの肌触りを決める4大要素を知る
  • ステップ②素材(繊維)ごとの肌触りの違いを比較する
  • ステップ③生地の編み方による肌触りの違いを知る
  • ステップ④仕上げ加工と糸の品質が与える影響を理解する

この記事では、肌触りを決める4つのステップを基本に、ビジネスやスポーツといった用途別の具体的な商品事例や、快適さを保つために欠かせない機能性まで詳しく解説します。

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【用途別】最高の肌触りを実現するポロシャツの事例

ポロシャツの肌触りを重視する場合は、利用シーンに合わせて素材や編み方を選ぶようにしましょう。ここでは、代表的な2つのシーンごとにおすすめの素材や編み方の組み合わせをご紹介します。

事例①【ビジネス・作業着】耐久性と快適さを両立「DRYシリーズ」

ビジネスシーンや作業着として着用する場合は、耐久性があり、型崩れしにくいものが適しています。綿(Cotton)とポリエステル(Polyester)の混紡であるT/C素材や、肌触りと機能性を両立させた特殊な素材が選ばれます。

T/C素材は、綿のやわらかい肌触りを持ちながら、ポリエステルのシワになりにくさや速乾性を併せ持つため、手入れが簡単で清潔感を保ちやすいです。

たとえば、小倉屋の「9030 DRYボタンダウン長袖ポロ」のようなDRYシリーズは、まさにこのニーズに応える事例です。

◆小倉屋の「9030 DRYボタンダウン長袖ポロ」

◆小倉屋の「9030 DRYボタンダウン長袖ポロ」

吸汗速乾性と耐久性に優れながらも、肌面はソフトな綿混紡繊維仕様(裏ポリエステル65%・綿35%)のため、快適な着心地が持続します。運送業や建設業、接客業など幅広い現場で活用されています

事例②【スポーツ・屋外】汗をかいてもサラサラ「ポリエステル・メッシュ系」

スポーツや屋外での活動には、吸汗速乾性に優れたポリエステル100%の素材が最適です。汗をかいてもすぐに乾き、肌にまとわりつく不快感を軽減します。

ポリエステル素材は軽量で、サラサラとした肌触りが特徴です。近年は技術が進み、肌触りを改善した製品も多く登場しています。

小倉屋の「6001 吸汗速乾半袖ポロシャツ」も、このシーンに適した商品の1つです。

◆小倉屋の「6001 吸汗速乾半袖ポロシャツ」

◆小倉屋の「6001 吸汗速乾半袖ポロシャツ」

吸汗速乾性に優れたポリエステル100%の「ハニカムメッシュ」生地を使用しており、ハチの巣状の構造が通気性と速乾性を極限まで高め、肌離れが良くベタつきません。

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快適なポロシャツの肌触りを実現するための4つのステップ

ポロシャツの肌触りや着心地は、目に見えない部分で決まります。ここでは、理想の一枚を見つけるために知っておきたい4つのステップを解説します。

ステップ①ポロシャツの肌触りを決める4大要素を知る

ポロシャツの肌触りは、主に「素材(繊維)」「編み方(生地構造)」「仕上げの加工」「糸の品質」の4つの要素で決まります。

これらが複雑に組み合わさることで、最終的な着心地が生まれます。素材は繊維そのものの柔らかさ、編み方は肌との接触面積や通気性を左右する要素です。

さらに、仕上げの加工によって滑らかさや機能性が付与されたり、糸の品質(毛羽立ちの少なさなど)が肌の滑らかさに直結したりします。たとえば、同じ綿素材でも、編み方や糸の品質が違えば肌触りは全く異なります。これらの要素を理解することが第一歩です。

ステップ②素材(繊維)ごとの肌触りの違いを比較する

最も大きく肌触りに影響するのが「素材(繊維)」です。繊維そのものが持つ吸湿性や熱伝導率、やわらかさといった特性が肌触りの土台となります。

主に使われる素材の特徴を理解し、自分の好みに合うものを選びましょう。

◆主な素材と肌触りの特徴

素材肌触りの特徴・用途
コットン(綿)やわらかく自然。肌なじみがよく吸水性が高い
ポリエステル100%合成繊維。速乾性が高く軽量で、肌触りがサラサラしている(人によりチクチク感を感じる)
コットン×ポリエステル混紡柔らかさと吸汗性のバランスがいい。肌触りにも優れている

コットンは肌に優しい反面、乾きにくいデメリットがあります。ポリエステルは機能的ですが、化学繊維特有の感触が苦手な人もいます。

コットン×ポリエステル混紡は、両方の「良いとこ取り」をした素材です。たとえば「T/C素材」と呼ばれ、綿の比率が高いとやわらかさが、ポリエステルの比率が高いと速乾性が強まる傾向にあります。

ステップ③生地の編み方による肌触りの違いを知る

同じ素材でも、「編み方」によって生地の構造が変わり、肌触りや通気性が異なります。生地が「点」で肌に触れるか「面」で触れるか、また伸縮性の違いによって着心地に影響を与えるからです。

このため、ポロシャツの代表的な編み方についても知っておきましょう。

◆代表的な編み方と肌触り

編み方肌触りの印象
鹿の子編み凹凸のあるメッシュ状でサラッとしていて肌離れ良い
天竺編みTシャツによく使われる平編み。なめらかでやわらかい
ハニカムメッシュハチの巣状の構造で、超ドライ、軽量、速乾性に優れている

ビジネスカジュアルなら鹿の子編み、リラックスしたいなら天竺編みなど、シーンで使い分けるのもおすすめです。

ステップ④仕上げ加工と糸の品質が与える影響を理解する

生地の「仕上げ加工」や、元となる「糸の品質」も肌触りを左右する隠れた要素です。とくに加工は、機能性を付与するためにも使われます。

たとえば「シルケット加工」を施した綿糸は、光沢が出てシルクのようになめらかな風合いになります。また、糸の毛羽立ちが少ないほど、肌触りは良くなる傾向です。

ほかにも、洗濯後の縮みを防ぐ「防縮加工」や、汗のニオイを抑える「抗菌防臭加工」など、快適性を高めるさまざまな加工が存在します。

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肌触りだけじゃない!ポロシャツ選びで重視したい3つの機能性

ポロシャツは肌触りの良さも重要ですが、汗をかく夏場やアクティブなシーンでは、快適さを維持するための「機能性」も欠かせません。

肌触りが良くても、汗でベタついたり、動きにくかったりすると、本当の快適さは得られません。ここでは、ポロシャツ選びで肌触りと合わせてチェックしたい、3つの重要な機能性を解説します。

機能性①通気性

ポロシャツを選ぶときは、生地の「通気性」をチェックしましょう。衣服の内部に発生する熱や湿気(ムレ)を外に逃がす力が弱いと、不快指数が上がり、汗が乾きにくくなります。

たとえば「ハニカムメッシュ」のように隙間が大きい編み方や、凹凸のある「鹿の子編み」は、肌と生地の間に空気の通り道を作るため、通気性に優れているのが特徴です。

機能性②吸汗速乾性

汗をかくシーンでは、「吸汗速乾性(ドライ機能)」が快適さを大きく左右します。これは「汗を素早く吸い取る力(吸汗性)」と「その水分を素早く蒸発させる力(速乾性)」の2つの機能で成り立っています。

吸汗速乾性が低いと、汗で肌に衣服がまとわりつく不快感につながるだけでなく、汗が乾かないことで体が冷える「汗冷え」の原因にもなりかねません。

この吸汗速乾機能に優れている代表的な素材が、ポリエステル素材です。繊維自体が水分をほとんど含まない特性を持つため、汗を素早く生地表面に移動させ、大気中に蒸発させることができ、サラッとした肌触りを保ちます。

機能性③ストレッチ性

ポロシャツは、ストレッチ性に優れているかどうかも確認したいポイントです。体の動きに合わせて生地が適切に伸縮すると、突っ張り感がなくなり、作業や動作のストレスを大幅に軽減できます。

ストレッチ性に優れたポロシャツは、重ね着をしても体を動かしやすいため、普段使いからビジネスシーンなど幅広い用途で活用できるアイテムです。

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快適な肌触りのポロシャツなら「小倉屋」

快適な肌触りのポロシャツなら「小倉屋」

ユニフォームや作業服の専門メーカーである「小倉屋」は、快適な着心地を追求したポロシャツを豊富に取り扱っています。1951年の創業以来、働く現場の声を反映した製品開発を続けており、記事で紹介した「DRYシリーズ」のように、肌触りと機能性を両立させた製品に強みがあります。

とくに、肌面には綿混紡繊維を使用し、吸汗速乾性とソフトな肌触りを両立させたポロシャツは、運送業や建設業、介護職など、長時間快適な着心地が求められる現場で高く評価されている商品です。⇒小倉屋へのお問い合わせはこちらから

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ポロシャツの肌触りでよくある3つの質問

ポロシャツの肌触りに関して、購入前やお手入れの際によく疑問に思われる点をQ&A形式でまとめました。それぞれについて詳しくみていきましょう。

質問①T/C素材のメリット・デメリットは?

T/C素材は、綿の快適さとポリエステルの機能性を併せ持つ、バランスの取れた素材です。具体的には、綿の肌触りの良さや吸湿性と、ポリエステルの耐久性・速乾性を「良いとこ取り」している点が特徴です。

さらに、シワになりにくく、型崩れしにくいためお手入れも簡単ですが、両方の特性を持つゆえのデメリットも存在します。

◆T/C素材の主なメリット・デメリット

項目説明
メリット・シワになりにくく、型崩れしにくい
・肌触りがやわらかく、吸湿性がある
・洗濯しても乾きやすい(速乾性)
デメリット・静電気が発生しやすい
・摩擦により毛玉(ピリング)ができることがある
・火気(熱)に弱く、ポリエステル部分が溶けやすい

ただし、これらのデメリットは日頃のお手入れである程度はカバーが可能です。たとえば、静電気は柔軟剤や防止スプレーの使用で軽減できます。毛玉対策としては、洗濯時に裏返してネットに入れるだけでも発生を抑えられます。

質問②敏感肌におすすめの素材はありますか?

敏感肌の方には、肌への刺激が少ない天然素材の「コットン(綿)100%」が最もおすすめです。吸湿性に優れており、汗をしっかり吸い取ってくれるため、ムレによる肌トラブルを防ぎやすいのが特徴です。

また、化学繊維でチクチク感やかゆみを感じやすい方でも、綿はアレルギー反応が出にくく、自然なやわらかさで肌を包み込みます。さらに肌への刺激を減らすなら、糸の品質や生地の編み方にも注目しましょう。

毛羽立ちが少なく滑らかな「コーマ糸」を使用したものや、Tシャツのように生地表面がなめらかな「天竺編み」や「スムース編み」は、肌との摩擦が少なく、より負担を軽減できます。

一方で、同じ綿でも「鹿の子編み」は生地に凹凸があるため、肌が敏感な状態のときは摩擦を感じるかもしれません。素材だけでなく、生地表面の滑らかさも確認するのがおすすめです。

質問③洗濯すると肌触りは変わりますか?

素材や加工によっては、洗濯によって肌触りが変化する場合があります。とくに、コットン(綿)は洗濯で繊維が硬くなったり、縮んだりする場合があります。

柔軟剤の使用によってやわらかさを保つことは可能ですが、吸水速乾加工が施されたポリエステル素材の場合、柔軟剤が繊維をコーティングしてしまい、機能が低下する可能性があるため注意が必要です。

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理想の肌触りのポロシャツを手に入れよう!

今回は、ポロシャツの肌触りを決める要素や、用途別の事例について解説しました。快適な一枚を見つけるには、以下の4つのステップが重要です。

  • ステップ①ポロシャツの肌触りを決める4大要素を知る
  • ステップ②素材(繊維)ごとの肌触りの違いを比較する
  • ステップ③生地の編み方による肌触りの違いを知る
  • ステップ④仕上げ加工と糸の品質が与える影響を理解する

ポロシャツの肌触りは、「素材」「編み方」「加工」「糸」の4つの要素の組み合わせで決まります。自分がどのシーンで着たいのか(ビジネス、スポーツなど)を明確にし、それぞれの特徴を理解して選ぶのが失敗しないコツです。

肌触りが良いお気に入りのポロシャツを見つけると、仕事もプライベートもより快適に過ごせるようになります。

小倉屋」では、ビジネスシーンから作業現場、スポーツまで対応する、肌触りと機能性にこだわった高機能ポロシャツを多数取り揃えています。肌触りの良いポロシャツをお探しの方は、ぜひ、お気軽にお問合せください。⇒小倉屋へのお問い合わせはこちらから

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