作業着を選ぶ際は、サイズが合わないと作業の効率も快適さも大きく損なわれます。サイズ選びのポイントを正しく理解して、失敗しないように注意してください。
本記事では、大きいサイズの作業着を選ぶポイントや作業着のサイズ展開をご紹介します。また、よくある質問も解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
大きいサイズの作業着の定義とは?
大きいサイズの作業着は、一般的にLL以上の3Lや4L以上のサイズを指します。一部のブランドでは6Lや8Lまでのサイズ展開があり、着丈に対してバストやウエストにゆとりを持たせたデザインが特徴です。
このため、体格が大きい方や筋肉質な方でも、快適に動けます。また、ゆったりとしたフィット感であれば、長時間の作業でもストレスなく着用できるため、作業効率の向上にもつながります。
作業着のサイズ展開
長袖ブルゾンは、S~5Lまで、カーゴパンツはウエスト70cm~110cmまで対応しているのが一般的です。しかし、デザイン性を重視した作業着は、サイズのバリエーションが少ない場合があります。
一方、一般的なアパレル商品はLLや3Lまでしか展開されていません。大きいサイズの作業着を探している場合は、作業着専門のメーカーで探すのがおすすめです。
サイズの平均的な目安
作業服のサイズ表記に関しては、多くの場合、具体的な寸法が記載されていない場合がほとんどです。「Sサイズ」や「Mサイズ」といった記号で大まかに表される場合が多く、詳細な寸法が記載されていません。
なお、一般的な作業服のサイズについては、以下のとおりです。実際のサイズはメーカーや販売サイトによって異なる場合があるため、平均的な数値として参考にしてみてください。
サイズ記号 | ヌード寸法(cm) | 仕上がり寸法(cm) | |||
身長 | バスト | ウエスト | 胸囲 | 肩幅 | |
S | 155~165 | 80~90 | 68~77 | 108 | 49 |
M | 165~170 | 90~96 | 77~84 | 112 | 50.5 |
L | 170~175 | 96~104 | 84~94 | 116 | 52 |
2L | 175~185 | 104~108 | 94~98 | 120 | 53.5 |
3L | 108~116 | 98~108 | 124 | 55 | |
4L | 112~120 | 104~114 | 128 | 56.5 | |
5L | 120~126 | 108~116 | 130 | 58 |
大きいサイズの作業着を選ぶポイントは3つ
次は、大きいサイズの作業着を選ぶポイントについて解説します。
- 着用者のサイズを確認する
- カタログや商品ページでサイズ表を確認する
- 商品在庫や商品の実績を確認する
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
1.着用者のサイズを確認する
大きいサイズの作業着を選ぶ際は、職場で一番体格が大きい方の上着とパンツのサイズを確認しましょう。4Lやウエストが100cm程度であれば、市場に出回っているほとんどの作業着で対応可能なため、特別な配慮は必要ありません。
しかし、5Lや6Lまたは、特別にカバーできない寸法で作業着を用意していた場合は、大きいサイズの作業着を扱っている専門店を探す必要があります。
2.カタログや商品ページでサイズ表を確認する
カタログや商品ページでサイズ表を確認する際の重要なポイントは、以下のとおりです。
- 最大サイズがどのくらいまであるか確認する
メーカーやブランドによって、製造されるサイズの範囲は異なり、サイズ展開が狭い商品もあるため、注意が必要になる
- 最大サイズの詳細な寸法を確認する
ブルゾンなら胸囲、パンツならウエストやヒップの寸法を確認する。近年は、全体的に細身でスタイリッシュなデザインの商品が増えているため、普段と同じサイズを注文しても合わない場合がある
3.商品在庫や商品の実績を確認する
大きいサイズの商品は、需要が少なく生産量も限られているため、在庫切れや入荷待ちのケースが多くあります。このため、購入を検討している商品の在庫状況を販売店に確認しなければなりません。
また、カタログ情報を活用し、「主力商品」と記載されているものは廃盤になりにくく、「限定品」と表示されている商品は、次シーズンに生産されない可能性が高いです。手早く確認したい場合は、販売店に電話やメールで問い合わせるのもおすすめです。
作業着大きいサイズでよくある3つの質問
次は、作業着の大きいサイズでよくある質問について紹介します。
- 質問1.作業服の採寸方法は?
- 質問2.販売代理店を選ぶポイントは?
- 質問3.作業着におすすめの素材は?
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
質問1.作業服の採寸方法は?
作業服の採寸方法は、使用するシーンや目的に応じて異なります。正確なサイズを測るためには、それぞれの寸法を適切に測定しなければなりません。
- 仕上がり寸法を測る場合
上衣では肩幅・胸囲・袖丈・着丈・裄丈の5か所、下衣では腰囲・股上・股下の3か所を測定する。また、上下が一体となったツナギの場合は、総丈を測る
- ヌード寸法を測る場合
バスト(またはチェスト)・ウエスト・ヒップ・肩幅・袖丈・背丈・着丈・首回り・裄丈・股上・股下・ワタリ回りの12か所を測定する必要がある
質問2.販売代理店を選ぶポイントは?
作業着を選ぶ際には、規模の大きな販売代理店を利用するメリットが多くあります。
- 提案が可能
大手代理店は、多くのメーカーと取引しているため、幅広い選択肢を提供できる
- 実績が豊富
オリジナル作業着の実績も豊富な場合、顧客の希望に沿った提案が期待できる。さらに、追加購入やアフターフォローも充実している場合が多い
- 経営が安定している
作業着は同じデザインを長く着用する場合が多いため、経営が安定していれば、長く取り引きできる
- 他社と差別化
競合となる他社の作業着のデザイン情報を把握していると、他社とは被らないオリジナリティのある作業着が制作できる
- 交渉力
代理店はメーカーとの交渉力も必要となる。交渉力があると、デザインや価格面で有利な条件を引き出せる可能性が高い
質問3.作業着におすすめの素材は?
作業着におすすめの素材は、以下のとおりです。
- ポリエステル
通気性や速乾性が高く、汗をかいてもすぐに乾くため、快適に過ごしやすい。さらに、シワになりにくく耐久性も優れているため、長期間使用できる
- 綿
天然素材として優れた吸湿性を持ち、肌に優しい触り心地が特徴。しかし、乾きにくいため、ポリエステルと組み合わせると快適に着用できる
なお、ポロシャツに使用される素材については、こちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事:ポロシャツに使用される主な素材は5つ|生地との違いや着用シーンについても解説します!
まとめ
本記事では、大きいサイズの作業着を選ぶポイントや作業着のサイズ展開、よくある質問をご紹介しました。
大きいサイズの作業着は、一般的にLL以上の3Lや4L以上のサイズを指します。一部のブランドでは6Lや8Lまでのサイズ展開があり、着丈に対してバストやウエストにゆとりを持たせたデザインが特徴です。
作業着は、長袖ブルゾンがS~5Lまで、カーゴパンツはウエスト70cm~110cmまで対応しているのが一般的です。しかし、デザイン性を重視した作業着は、サイズのバリエーションが少ない場合があります。
大きいサイズの作業着を選ぶ場合、着用者の正確なサイズを把握して、カタログや商品ページのサイズ表で寸法が適正かを確認する必要があります。
さらに、大きいサイズの製品は、需要が少なく生産量も限られているため、購入を検討している商品の在庫状況を販売店に問い合わせるようにしましょう。
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