事務服の導入を検討している方で、選ぶポイントや注意点が知りたい方もおられるのではないでしょうか。事務服はデザインだけでなく、機能性や快適さも考慮すべきポイントです。
本記事では、事務の制服を選ぶ際のポイントや選ぶ際の注意点をご紹介します。また、よくある質問も解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
事務の制服とは?
事務服とは、オフィスで働く事務員が着用する制服を指します。オフィスユニフォームとも呼ばれ、銀行や企業の窓口などで着用されている場合が多いです。
また、事務服のスタイルは昔と比べて多様化しており、シンプルな紺色のベストとスカートの組み合わせから、今ではデザイン性の高いものまでさまざまです。事務服を導入すれば統一感が生まれ、社内の雰囲気を整えられるため、企業イメージの向上にも役立ちます。
事務の制服を選ぶ際のポイントは5つ
次は、事務の制服を選ぶ際のポイントについて解説します。
- 職種
- サイズ
- 機能性
- 着用する季節
- 価格
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
1.職種
事務服を選ぶ際には、職種ごとのニーズを考慮しなければなりません。たとえば、医療現場は、清潔感が求められるため、白を基調としたデザインが人気です。
さらに、接客業では、顧客層に合わせた服装が必要で、金融業界では、信頼性を強調するために、フォーマルな服装が適しています。このため、事務服の導入を検討する際には、業界ごとの特性に応じた選択が企業イメージの向上につながります。
2.サイズ
適切なサイズの制服は、プロフェッショナルな印象を与えるだけでなく、日々の業務を快適にするためにも欠かせません。事務職は、長時間同じ姿勢で作業する場合が多いため、背中や脇、ウエストやヒップに適度なゆとりがあるものがおすすめです。
また、複数のサイズ展開がある制服を選べば、それぞれ体型が違うスタッフに最適なサイズを提供できます。
3.機能性
好まれやすい機能として、自宅で簡単に洗濯できるイージーケア加工が施されたものは、クリーニングにかかる費用や手間を削減できておすすめです。また、医療現場では、細菌やウイルスに触れやすいため、抗菌や防汚加工が施された事務服が最適です。
さらに、外回りの仕事が多い場合には、通気性に優れた吸汗速乾素材のポロシャツやワイシャツなどを選ぶと、夏場でも快適に業務をこなせます。
なお、ポロシャツに使われている主な素材については、こちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事:ポロシャツに使用される主な素材は5つ|生地との違いや着用シーンについても解説します! – 小倉屋
4.着用する季節
季節に適した事務服選びが、職場での快適さと生産性を保つためには不可欠です。事務服には春夏用や秋冬用、通年用といったシーズンごとのバリエーションがあり、同じデザインでも異なる季節に対応したものが販売されている場合があります。
また、季節に合わない事務服は、見た目の印象も悪くなるため、シーズンごとに合った事務服を選ぶようにしてください。
5.価格
制服は洗い替えも必要とされるため、1セットあたりの単価が総コストを大きく左右します。とくに、制服の価格が高く、従業員が自費で制服を購入する場合、大きな負担となりかねません。
また、企業が従業員に制服を支給する場合、1人あたりのコストを抑えながら、全員に適切なサイズと複数の制服を提供する必要があります。事務服を選ぶ際は、コストパフォーマンスの高いアイテムを選び、無理なく継続的に購入や更新ができる価格帯を選ぶのがおすすめです。
事務の制服を選ぶ際の注意点は3つ
次は、事務の制服を選ぶ際の注意点について解説します。
- メーカーで基準寸法が異なる
- 体を動かす場合はゆとりのあるサイズを選ぶ
- 複数着の購入を予定して予算を立てる
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
1.メーカーで基準寸法が異なる
サイズ表記が同じでも、メーカーやブランドによって寸法には差異が生じる場合があります。この寸法差は、それぞれのメーカーが、想定する顧客のスタイルや体型に合わせて製品を設計しているためです。
また、事務服を選ぶ際には、まず自分の体のヌードサイズを測りましょう。ヌードサイズとは、体そのもののサイズを指し、製品の仕上がりサイズとは異なるため注意が必要です。
ヌードサイズを参考に、正確な仕上がりサイズを選ばないと、着心地が悪くなり、ジャケットやスカートのシルエットにも影響が出る可能性があります。
2.体を動かす場合はゆとりのあるサイズを選ぶ
事務職員の場合、立ったり座ったりといった動作が頻繁にあるため、体にぴったり合うサイズを選ぶより、少し余裕のあるサイズを選ぶことが大切です。余裕のあるサイズ感によって、動きやすさが保証され、作業効率も向上します。
また、試着するのが確実な方法ですが、試着が難しい場合は、自分の体のサイズを正確に測定して、商品のサイズ表と比較しながら正しいものを選びましょう。服の動きやすさをチェックするには、実際に腕を振ったり、しゃがんだりする動作を試してみるのがおすすめです。
3.複数着の購入を予定して予算を立てる
顧客と接する機会が多い場合には、清潔感が求められます。1着しかない高価な事務服に頼ると、よごれがついた際に予備がなくて困る可能性があります。
このため、予算を組む際には、複数着の用意を前提に検討することが大切です。さらに。コーディネートしやすいデザインを選ぶと、日々の着こなしがスムーズになります。
事務の制服でよくある3つの質問
最後に、事務の制服でよくある質問について紹介します。
- 質問1.制服の素材にはどのような種類がある?
- 質問2.事務服が選ばれる理由とは?
- 質問3.事務服を着用するメリットは?
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
質問1.制服の素材にはどのような種類がある?
制服の素材には、以下の種類があります。
- ポリエステル
高い耐久性とシワになりにくい性質で人気がある
- 綿
優れた通気性とやわらかな質感が特徴で、暑い季節や肌に敏感な人に適している
- ポリブレンド
ポリエステルと綿の混合素材で、それぞれのメリットを備えている
また、多くの事務服には、このような素材でつくられたポロシャツが採用されています。それぞれの特性に応じて、職場の環境や個人のニーズに適した素材を選択しましょう。
なお、ポロシャツの編み方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事:ポロシャツの編み方の種類は5つ|ビジネスで着用する場合の選び方やよくある質問もご紹介! – 小倉屋
質問2.事務服が選ばれる理由とは?
事務服が選ばれる理由としては、以下があげられます。
- 快適性
ニット素材やポロシャツなど、事務服には動きやすく、長時間の着用でも疲れにくい工夫がされている
- 季節対応力
調温機能や通気性の高いデザインや素材など、季節ごとに適した事務服の種類が豊富にある
- デザイン性
事務服はファッション性を重視しており、幅広い世代が取り入れられる種類が充実している
- シチュエーション対応力
職場のイメージや環境に合わせたデザイン選択が可能なため、企業のブランディングや雰囲気づくりにつながる
質問3.事務服を着用するメリットは?
事務服を着用するメリットは、以下のとおりです。
- 仕事とプライベートの切り替えができる
事務服を着ると、プライベートとの切り替えが明確になり、気持ちを仕事モードに切り替えられる。このため、仕事に集中するためのスイッチとして役立つ
- 毎日コーディネートを考える手間が省ける
オフィスカジュアルのように多くの服を用意する必要がなく、経済的にもメリットがある
- 作業に集中できる
事務服は、よごれやダメージに強い素材やデザインが施されているため、服に気を遣わず業務に集中できる
まとめ
本記事では、事務の制服を選ぶ際のポイントや選ぶ際の注意点をご紹介しました。
事務服とは、オフィスユニフォームとも呼ばれ、銀行や企業の窓口などで利用されているケースが多いです。また、事務服を選ぶ際には、職種に応じた適切なデザインやサイズ、機能性を重視しましょう。
さらに、季節ごとに合わせた素材やデザイン、予算内で複数着を用意できる価格でなければなりません。選ぶ際には、メーカーごとに異なる基準寸法に注意し、動きやすさを確保するためにゆとりのあるサイズを選ぶようにしてください。
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