ポロシャツを選ぶ際に、どのくらいの着丈がベストなのか知りたい方もおられるのではないでしょうか。着丈は、全体のシルエットや着心地に影響するため、自分に合ったサイズを選ぶ必要があります。
本記事では、ポロシャツのベストな着丈についてやサイズ選びのポイント、サイズの測定方法をご紹介します。また、よくある質問も解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
ポロシャツのベストな着丈とは?
ポロシャツをビジネスシーンや日常のコーデに取り入れる際には、裾が出ている状態でお尻が隠れない程度の丈を選ぶのがおすすめです。この長さは、スラックスやチノパンのポケットが半分ほど隠れる丈の長さで、カジュアルさと清潔感のバランスが取れています。
また、最適な着丈の計算式は以下のとおりです。
- 身長(cm)×0.42=着丈(-5cm~-10cm)
たとえば、身長170cmの場合は、以下のような計算式になります。
- 170cm×0.42=71.4cm
- 71.4cmの-5~10cmで66.4~61.4cm
身長が170cmの人に合う着丈は、66.4〜61.4cmが目安です。
ポロシャツのサイズ選びのポイント
次は、ポロシャツのサイズ選びのポイントについて解説します。
- 男性の場合
- 女性の場合
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
1.男性の場合
ポロシャツを選ぶ際に、男性の場合は肩幅を重視しましょう。肩幅が適切であれば、身幅や袖丈も自然に合うため、全体的にジャストなサイズ感を実現できます。
また、男性がポロシャツを着る際には、カジュアルすぎてだらしなく見えないように、フィット感を重視しましょう。フィット感がよいと、全体のシルエットが引き締まり、清潔感のある印象を与えられます。
2.女性の場合
女性がポロシャツを選ぶ際は、身幅を重視しましょう。女性は男性に比べて胸囲が広いため、バストやウエストのラインに適したサイズ選びが大切です。
身幅が狭すぎるとポロシャツがタイトになり、不快感や見た目の不均衡が生じる場合があります。さらに、二の腕や顔が大きく見えたり、首元が窮屈に感じたりする場合も少なくありません。
また、胸囲が大きめの女性は、身幅に合わせるだけでなく、ほかの部分のサイズ感にも注意を払うと、全体のバランスが保てます。
ポロシャツ選びに欠かせないサイズの測定方法
次は、ポロシャツ選びに欠かせないサイズの測定方法について解説します。
- 身幅
- 着丈
- 胸囲
- 肩幅
- 袖丈
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
1.身幅
身幅は、衣服のフィット感やサイズを確認するための指標です。測り方は以下のとおりです。
- 測定する服を平らな場所に置く
- シワをしっかりと伸ばし、片方の袖の脇部分から反対側の袖の脇部分までの距離を測る
・男性の場合:両脇の付け根を直線的に測る
・女性の場合:バストトップを通るようにして測る
もし、採寸が難しい場合は、胸囲を測り、「胸囲÷2」で計算する方法もあります。適切なサイズを知れば、より快適な着心地を得られます。
2.着丈
着丈は、服の縦の長さを示す指標であり、襟の付け根から裾までを測ります。正確な測り方は、首の後ろの出っ張った部分からメジャーをまっすぐに下ろす方法です。
さらに、平らな場所にシャツを置き、シワを伸ばしてから襟の付け根から裾までの長さを測るのがポイントです。また、身丈という類似の指標もありますが、肩側の襟のリブの付け根から裾までを測るため、リブのサイズにより若干の差異が生じます。
3.胸囲
胸囲とは、胸の周りを一周した長さを指します。胸囲の測り方は、メジャーの端を使い、脇の下からもう一方の脇の下までをぐるりと一周させる方法です。
胸囲は、実際にポロシャツを着たときのフィット感を理解するために大切であり、身幅と一緒に測定すれば、より適切なサイズのポロシャツを選べます。この方法を用いれば、自分に最適なポロシャツのサイズを見つけられます。
4.肩幅
肩幅とは、両肩の間の幅を示します。肩幅の測定方法は、メジャーの一端を肩の付け根にあて、もう一方の肩の付け根までを直線で測定します。
肩幅の測定は、服を選ぶ際や体形を把握するために大切です。スーツやシャツなど、フィット感が求められる衣類を選ぶ際には、肩幅の正確な測定は欠かせません。
このため、肩幅の正確な寸法を知っておくと、より快適で見栄えのよいスタイルを実現できます。
5.袖丈
袖丈とは、肩と袖の縫い目から袖口までの距離を指します。これは、衣類のフィット感や見た目に大きく影響するため、正確な測定が欠かせません。
測る方法は、以下のとおりです。
- ポロシャツを平らな場所に広げ、シワをしっかりと伸ばす
- 袖山の一番高い位置を起点として、袖口までの直線距離を計測する
この方法で正確な袖丈を知っておけば、自分に合った快適なポロシャツを見つける手助けになります。
ポロシャツの着丈でよくある3つの質問
最後に、ポロシャツの着丈でよくある質問について解説します。
- 質問1.着丈と身丈の違いは?
- 質問2.大きいサイズの作業服を選ぶ際のポイントは?
- 質問3.ポロシャツのサイズの目安は?
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
質問1.着丈と身丈の違いは?
身丈(みたけ)は、首の横から裾までの長さを指し、着丈と異なりリブ部分も含まれます。このため、身丈は着丈よりも2〜3cm長くなるのが一般的です。
測定方法は服の前後どちらでも可能で、肩と襟ぐりが交わる部分(サイドネックポイント)を起点とします。Tシャツでは、着丈と身丈の違いがサイズ感に影響し、見た目や着心地にも差が出るため、正確な測定が大切です。
質問2.大きいサイズの作業服を選ぶ際のポイントは?
作業着の選定にはいくつかの重要なステップがあります。
- 着用者のサイズを確認する
サイズが4Lやウエスト100程度であれば、ほとんどの作業着が対応している。しかし、5Lや6Lの場合は慎重に選ぶ必要がある
- カタログや商品詳細ページでサイズ表を確認する
サイズ表では、一番大きいサイズや胸回りやウエストの詳細なサイズをチェックする必要がある
- 商品の在庫状況や実績を確認する
大きいサイズの作業着は生産量が少ない場合が多く、在庫切れや廃盤のリスクもある。カタログ情報や販売店への問い合わせで最新情報を得るのが望ましい
なお、大きいサイズの作業着を選ぶポイントは、こちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事:大きいサイズの作業着を選ぶポイントは3つ|作業着のサイズ展開やよくある質問もご紹介!
質問3.ポロシャツのサイズの目安は?
作業服のサイズ表記は、多くの場合、詳細なヌード寸法が記載されていません。このため、「Sサイズ」や「Mサイズ」といった大まかな記号で示されるのが一般的です。
Sサイズから5Lサイズまでの作業服の平均的な寸法は、以下のとおりです。しかし、メーカーや販売サイトにより、実際のサイズには若干の違いがあるため、購入前にはそれぞれの商品の詳細な寸法情報を確認しましょう。
サイズ記号 | ヌード寸法(cm) | 仕上がり寸法(cm) | |||
身長 | バスト | ウエスト | 胸囲 | 肩幅 | |
S | 155~165 | 80~90 | 68~77 | 108 | 49 |
M | 165~170 | 90~96 | 77~84 | 112 | 50.5 |
L | 170~175 | 96~104 | 84~94 | 116 | 52 |
2L | 175~185 | 104~108 | 94~98 | 120 | 53.5 |
3L | 108~116 | 98~108 | 124 | 55 | |
4L | 112~120 | 104~114 | 128 | 56.5 | |
5L | 120~126 | 108~116 | 130 | 58 |
まとめ
本記事では、ポロシャツのベストな着丈についてやサイズ選びのポイント、サイズの測定方法をご紹介しました。
ポロシャツをビジネスシーンや日常のコーデに取り入れる際には、裾が出ている状態でお尻が隠れない程度の丈を選ぶのがおすすめです。この長さは、スラックスやチノパンのポケットが半分ほど隠れる程度で、カジュアルさと清潔感のバランスが取れています。
最適な着丈の計算方法は、「身長(cm)×0.42=着丈(-5cm〜10cm)」を目安にしましょう。また、サイズ選びでは、男性の場合は肩幅のフィット感を重視すると、全体のシルエットが引き締まり、清潔感のある印象を与えられます。
一方、女性の場合は、胸囲が広いため、バストやウエストのラインに合わせたサイズ選びが大切です。胸囲が大きめの女性は、身幅に合わせるだけでなく、ほかの部分のサイズ感にも注意しましょう。
また、身幅や着丈、胸囲、肩幅、袖丈はそれぞれ測定方法があるため、ポイントを押さえて適切に測定するようにしましょう。
コメント