ポロシャツに使用される主な素材は5つ|生地との違いや着用シーンについても解説します!

ポロシャツ

ポロシャツをビジネス用に選ぶ際に、どのような素材が最適なのか迷う方も多いのではないでしょうか。ポロシャツに使用される主な素材は5つあり、それぞれに異なる特徴とメリットがあります。

本記事では、ポロシャツに使用される主な素材や生地との違い、着用シーンについて解説しています。また、よくある質問も紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

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ポロシャツの素材と生地の違いとは?

ポロシャツの素材と生地の違いとは?

素材とは、綿やポリエステルなどの生地を構成する原料です。一方、生地は、素材を使用して布状にしたもので、衣服に仕立てるための織物です。

素材の選択は、ポロシャツの着心地や機能性に大きな影響を与えます。たとえば、綿素材のポロシャツは通気性がよく、肌触りがやわらかいという特徴があります。一方、ポリエステル素材のポロシャツは、速乾性に優れ、シワになりにくい点が魅力です。

さらに、生地の質感や編み方も、ポロシャツの風合いや見た目に影響します。

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ポロシャツに使用される主な素材は5つ

ポロシャツに使用される主な素材は5つ

次は、ポロシャツに使用される主な素材について解説します。

  • 綿(コットン)
  • ポリエステル
  • 混紡素材
  • リネン
  • ニット

それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

1.綿(コットン)

綿(コットン)は、吸水性や吸湿性に優れた素材で、汗や水に濡れても快適な着心地を保つため、ポロシャツに広く使用されています。また、肌触りがよいため、敏感肌の方にもおすすめです。

さらに、質感も優れているため、カジュアルからフォーマルまで幅広いスタイルに合わせやすい特徴があります。しかし、綿は吸水性が高いため、洗濯後に繊維が縮んだり、シワになったりする点がデメリットです。

2.ポリエステル

ポリエステルは、優れた耐久性と形状保持性を持つ素材で、洗濯後もシワになりにくいのが特徴です。この素材は吸湿性が低いため、汗や水を吸収せず、速乾性に優れています。このため、スポーツウェアやアウトドア用の衣類に広く利用されています。

また、ポリエステルは色落ちしにくく、UVカット効果も備えているため、日常の使用においても便利です。さらに、お手入れも簡単で、耐久性が高いため、長期間にわたっての使用に適しています。

しかし、静電気が発生しやすいというデメリットがあるため、静電気に注意が必要な職場環境では気を付けなければなりません。

3.混紡素材

混紡繊維は、綿やポリエステルなどの複数の素材を掛け合わせた素材です。これにより、それぞれの素材のメリットを最大限に活かした生地が特徴です。

たとえば、ポリエステルと綿を組み合わせたT/C素材は、ポリエステルの耐久性と綿の優れた吸湿性や保温性を両立しています。この素材は、吸湿性や通気性、速乾性といった機能を持ち、快適な着心地です。また、ポリエステルが持つ強度により、シワになりにくく、長持ちするのも特徴です。

4.リネン

リネンは、繊維の間に空気を含むため、冬には衣服内の温まった空気を保ち、暖かさを感じられます。夏には、優れた通気性と保湿性をバランスよく保ち、快適な着心地です。

また、汗をかいてもやわらかな肌触りを維持し、濡れるとハリ感が増すため耐久性にも優れています。また、リネンのナチュラルな風合いは、カジュアルで軽やかな着こなしを楽しむのにも最適です。

さらに、ほかの素材に比べて環境にも優しいのが魅力です。自然な風合いと高い機能性を兼ね備えた素材として、さまざまなシーンで活躍しています。

5.ニット

ニットとは、1本の糸でループを作りながら編まれた素材で、ウールやカシミヤ、モヘア、シルク、綿(コットン)などの天然素材や、アクリルやレーヨンなどの化学繊維で作られています。また、ニットには伸縮性があり、動きやすさも兼ね備えています。

さらに、通気性がよく、汗をかいても蒸れにくいため、長時間の着用にも最適です。ニットの風合いは季節を問わず、多様なスタイルに対応できるため、カジュアルな場面からフォーマルな場面まで幅広く活躍します。

なお、ポロシャツの編み方の種類については、こちらの記事で詳しく解説しています。

関連生地:ポロシャツの編み方の種類は5つ|ビジネスで着用する場合の選び方やよくある質問もご紹介!

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ポロシャツに使用される主な生地は5つ

ポロシャツに使用される主な生地は5つ

次は、ポロシャツに使用される主な生地について解説します。

  • 鹿の子
  • 天竺
  • ハニカムメッシュ
  • ポリエステルメッシュ
  • 交編鹿の子

それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

1.鹿の子

鹿の子は、編み方によって生地表面に小さな凹凸ができるのが特徴です。縦横に糸を繰り返し、表裏を交互に編むことで、優れた通気性と肌触りのよさが生まれます。

さらに、鹿の子生地は伸縮性にも優れているため、動きやすさを追求したい場合にも最適です。また、ポリエステルと組み合わせた「ポリエステル交編鹿の子」は、吸汗速乾性に優れ、汗を素早く拡散し、サラっとした着心地を保ちます。

2.天竺

天竺生地は、メリヤス編みと呼ばれるニット生地の一種で、横方向への伸縮性が非常に高く、軽くて薄いのが特徴です。さらに、肌触りがやわらかく、着心地がよいのも魅力です。

しかし、縦方向への伸縮性は横方向に比べて低い傾向があるため、形状保持がしやすく、伸びすぎない利点があります。そのため、Tシャツやシーツ、肌着など、身近なアイテムに広く使用されています。

3.ハニカムメッシュ

ハニカムメッシュは、蜂の巣のような立体的な構造を持つメッシュ素材で、通気性に優れています。この特徴により、汗をかいてもベタつかず、肌触りがさらりとして快適です。

また、この素材は軽量で柔軟性があり、動きやすさも兼ね備えています。洗濯しても形が崩れにくく、速乾性があるため、メンテナンスも容易です。

さらに、ハニカムメッシュの構造が汗を素早く吸収・拡散するため、常に快適な状態を保てます。そのため、暑い季節やアクティブな環境での着用におすすめです。

4.ポリエステルメッシュ

ポリエステルメッシュは、ポリエステル100%で構成された軽量かつ速乾性に優れた生地です。ドライポロシャツとして知られる多くの製品には、ポリエステルメッシュ生地が使用されています。

この生地の最大の特徴は、汗を素早く吸収・拡散し、常に快適な状態を保つ点です。通気性が高く、運動時や暑い季節にも快適な着心地であるため、スポーツやアウトドアにも適しています。

さらに、洗濯後もすぐに乾くため、日常の手入れが非常に簡単です。ポリエステルメッシュは耐久性も高く、色落ちしにくいため、長期間にわたって使用できるのもメリットです。

5.交編鹿の子

交編鹿の子は、鹿の子の裏側に速乾性のあるポリエステルを組み合わせた生地です。この生地は、表面を突起状に編むと表面積が大きくなり、汗を効果的に吸収します。

また、ポリエステルの速乾性によって、湿気を素早く蒸発させるため、サラっとした心地よい肌触りとなります。この素材は、通気性が高く、夏場や運動時にも快適に過ごせるのが魅力です。

さらに、耐久性が高く、長期間の使用にも適しており、肌に優しいやわらかな感触を保ちながらも、シワになりにくく、お手入れが簡単です。

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ポロシャツの着用シーン

ポロシャツの着用シーン

次は、ポロシャツの着用シーンについて解説します。

  • ビジネスシーン
  • カジュアルシーン

それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

1.ビジネスシーン

ポロシャツは襟付きでかっちりした印象を与えるため、ビジネスシーンにも適しています。ブラックやネイビーなどの落ち着いた色合いで、台襟のあるポロシャツは、ビジネスポロシャツとしても人気です。

このようなポロシャツは、オフィスカジュアルの一環として、社内会議やクライアントとのミーティングなどで重宝されています。一方、明るいカラーや華やかな柄のポロシャツは、カジュアルな印象が強く、ビジネスシーンには不向きです。

ビジネスシーンでポロシャツを着用する際には、シンプルで落ち着いたデザインを選びましょう。また、質の高い素材を選ぶと、上品な印象を保ちながら快適に過ごせます。

なお、ポロシャツを作業着として着るメリットについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

関連記事:ポロシャツを作業着で着る3つのメリット|選び方のポイントや素材ごとの特徴を徹底解説!

2.カジュアルシーン

ポロシャツは、買い物や近所の散歩などのカジュアルシーンでも人気があります。ダークトーンでジャストフィットのポロシャツは、仕事帰りのような印象を与えがちです。

そのため、明るいカラーや柄を取り入れたゆったりシルエットのポロシャツがおすすめです。また、ビジネスシーンで使用しているポロシャツをカジュアルな場面でも着回す場合、パンツやシューズにカジュアルなアイテムを取り入れると、調整できます。

たとえば、デニムやチノパン、スニーカーなどと組み合わせると、フォーマルさが和らぎ、よりリラックスしたスタイルになります。

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ポロシャツの素材でよくある3つの質問

ポロシャツの素材でよくある3つの質問

最後に、ポロシャツの素材でよくある質問について解説します。

  • 質問1.鹿の子とメッシュはどちらが涼しい?
  • 質問2.ポロシャツを選ぶときのチェックポイントは?
  • 質問3.ポロシャツとワイシャツの違いは?

それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

質問1.鹿の子とメッシュはどちらが涼しい?

鹿の子生地とメッシュ生地は、どちらも通気性に優れている点が魅力です。しかし、メッシュ生地の方が吸水速乾性は高く、汗を素早く乾かして、ムレを防ぐため、快適な涼しさを提供します。

一方、鹿の子生地は表面に小さな凹凸があり、肌に触れる面積が少ないため、通気性がよく、適度な涼しさを感じられます。また、火や熱に対しても耐久性があり、安全面でも優れているため、涼しさと共に耐久性を求める方には、鹿の子生地が最適です。

質問2.ポロシャツを選ぶときのチェックポイントは?

ポロシャツを選ぶときのチェックポイントは、以下のとおりです。

  • 伸縮性

汗をかいた際に生地が身体に張り付かないよう、伸縮性のあるポロシャツがおすすめ

  • 通気性

夏場に蒸れて肌荒れしやすい方は、通気性の高いポロシャツがおすすめ。このような特徴のあるポロシャツは、熱を外に逃がしやすく、湿気が溜まりにくい

  • 吸汗速乾性

汗をかきやすい方には、吸汗速乾性の高いポロシャツが適している。汗を素早く吸収し、乾燥させる機能があるとより快適に過ごせる

  • サイズ感

ビジネスシーンで着用する場合、ジャストサイズのポロシャツを選ぶ。ゆったりしたサイズだとだらしない印象を与える可能性がある

  • ポケット

ポロシャツにポケットがあるとカジュアルな印象になるため、かっちりした印象を優先したい場合は、ポケットなしのタイプを選ぶのが望ましい

質問3.ポロシャツとワイシャツの違いは?

ポロシャツとワイシャツの違いは、以下の表のとおりです。

種類素材特徴ボタンの数着用シーン袖の種類
ポロシャツニット素材伸縮性と吸水性が高い2~3個のボタンが付いたプルオーバータイプスポーツやビジネスカジュアル、学生の夏服半袖
ワイシャツ平織りの生地形が崩れにくく、伸縮性は少ない前面にボタンが並ぶ前開きタイプビジネスや結婚式、式典などのフォーマルな場面長袖

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まとめ

まとめ

本記事では、ポロシャツに使用される主な素材や、生地との違いや着用シーンについて解説しました。

ポロシャツは素材と生地の選び方で、着心地や機能性が大きく変わります。主な素材は、綿(コットン)、ポリエステル、混紡素材、リネン、ニットの5つです。

綿は吸水性とやわらかさ、ポリエステルは速乾性と耐久性、混紡素材はそれぞれの素材のメリットを活かしたバランスのよさがあります。さらに、リネンは通気性と自然な風合い、ニットは伸縮性と快適さが特徴です。

生地には鹿の子や天竺、ハニカムメッシュ、ポリエステルメッシュ、交編鹿の子の5種類があり、それぞれ異なる肌触りや機能があります。もし、ビジネスシーンで着用する場合は、フォーマルな印象を与える素材や生地を選ぶようにしてください。

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